レッドカレーの赤みの理由は生の赤唐辛子が多く使われていて、乾燥された材料ではないのでタイカレーの赤色はとても鮮やかなものが特徴です。鶏やうなぎ、ルク・チンと呼ばれる酸味のある肉団子などの材料と良く合い、野菜だとたけのこが入ることが多いです。比較的辛さの弱いイエローカレーと辛さの強いグリーンカレーの中間程度の辛さです。
タイカレーの中でもインド系の香辛料により近いものが多く含まれるのが「イエローカレー」です。漢方で言うところのウコンであるターメリックの出す黄色がその色味を決定づけていると言えます。味付けは主にナンプラーを使うケースが多く、具では肉やじゃがいもが多く使われます。レッドカレーやグリーンカレーよりも辛みは柔らかく辛さに強くない方でも美味しく味わえるカレーです。
グリーンカレーはタイカレーの中で最も辛いカレーで、緑の原因となるのは青唐辛子とコリアンダーなどのハーブのためです。魚やエビなどの魚介類の臭みも取ってくれ、選べる具材の多さもグリーンカレーの特徴の一つです。レッドカレーやイエローカレーよりも辛みは強いですが、タイカレー特有の味わい深さを味わえるのもグリーンカレーならではと言えるでしょう。
香辛料やハーブなど様々な味の組み合わせがタイカレーの味の深みの理由です。全ての香辛料を揃えるのも大変ですが、新鮮なハーブや下処理が大変な材料を使うものも多いため、現地であるタイの方もペーストを購入して利用する家庭が増えてきました。同じペーストでも使う野菜や煮込む時間などで味が変わるのもペースト利用の面白さです。ペーストならストックもしやすいのでこの機会にいかがでしょうか。
タイカレーは本場タイの方でもペーストを利用して作るケースが多くなっていて、材料のココナッツミルクもココナッツパウダーをミルクで溶いて作る調理法などもあり他のカレーよりも材料の発送コストが少なくすむといえるでしょう。ほかにも大量買いでお得に買えたりと送料をお店側が負担するケースも多くなってきました。レッド、イエロー、グリーンと味の違いが色によって分かりやすいので選択のしやすさもタイカレーのメリットです。