鉛筆を削る際の負担がほぼ無いに等しいほど効率化したのがこの「電動」式鉛筆削りかもしれません。以前はコンセントを占有してしまったり、途中で止まらずに削りすぎてしまったりと問題も多かった電動ですが、昨今の電動は電池式での電力供給を実現したり、削りすぎを防ぐ機能や鉛筆を入れる穴に指を入れてしまう防御策もしっかり付いているものが増え機能も向上しています。
手動鉛筆削りが自動の鉛筆削りより優れている点は動力の確保（電池の定期購入やコンセントからの電力供給など）が不要な点が挙げられます。そもそも手動でもテコの原理などの応用で力が要らずに削れる技術を使っているので手動といえど負担がほとんどありません。主に使うのが子供であれば万が一壊れたときにも感電や火事の危険も一切ありません。
子供に人気のキャラクターが描かれている鉛筆削りです。長く使うものだからと一過性のキャラクターが選ばれ難いのが鉛筆削りに置けるキャラクター物ではありますが磨耗やつまりなど、以外に経年劣化が早いのも鉛筆削りの特徴です。キャラクターだからと無碍に却下してしまうのではなく安さを優先に買い与えておき勉強へポジティブなテンションで向かわせるのもひとつの手かもいれません。鉛筆と同様に消耗品として扱い定期的に買い替えをしましょう。
鉛筆削りというジャンルにもコレクターがいます。鉛筆削りという機能自体は大人に限定するものではないですが、子供が使う鉛筆削りとは一味違う趣きがある鉛筆削りをここでは「大人向け鉛筆削り」と総称しています。どれも形状が特殊で鉛筆を削れるパーツは申し訳なさそうについているのみという本末転倒なものも多く机の上のアクセサリーとしても使えます。もちろん装飾的なものだけでなくシンプルに機能を追及したものもまた“大人な鉛筆削り”だと思います。
鉛筆削りが普通となった現在、ナイフや小刀で鉛筆を削り出す機会はとても少なくなりました。ですが木の削れる感触を感じながら鉛筆を削ることで養われる指先の細かな感触や木を削るなどのナイフを使う行為で得られる経験も、また代えがたい体験と言えるかもしれません。鉛筆を削る以外にも活かせる経験や鉛筆を大切に使う教育の一環としてもご家庭に一本は鉛筆削り用のナイフがあってもいいのかもしれません。